世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 厳島神社(いつくしまじんじゃ)
    種別 神社
    所在地 福岡県宗像市地島183
    概要 創立年月不詳。明和6年丑9月13日神殿拝殿共ニ焼失ス。同7年寅ノ2月24日両殿共再建成就ス。例祭9月15日。
    【宗像神社史】
    正平年中行事に75社の一つとして「小嶋厳島社」と同神事の條に「市杵嶋姫社白濱、正月朔日神事、七月七日神事、九月九日神事、三月三日神事、五月五日神事、毎月朔日・十五日神事(一年中二四度)」とある。吉野期神事目録の九月祭の條には「泊嶋厳島明神十九日」とある。続風土記の地島の條に「此島に厳島明神の社あり。宗像第三の神を勧請し、安芸の厳島にならひて名付しなるべし」とある。同附録の地島村の条には「厳嶋社、神殿方一間、拝殿方二間半・三間、祭礼九月十五日、石鳥居一基。奉祀鐘崎住人江丹後。産霊也。奥の嶋の神を祭ると本編に見たり」といひ、同拾遺では、地嶋の泊にある厳嶋社をもって「宗像七五社の一也」とする。
    明細帳によると、岬村大字地島字泊鎮座の厳島社とする。現今、祭神は宗像三女神。祭日は九月十五日。社殿は本殿(流造)・幣殿・拝殿。境内568坪余。氏子は160戸である。
    【筑前続風土記拾遺】
    泊に在。産神也。宗像七十五社の一也。大宮司氏郷正平年中の社記には、此社白濱にありと見えたり。後にここに移せしにや。※按に宗像末社記に、厳島社(小島)泊若宮。又一本には市杵社(白濱)などで有て、今と異なり。泊に今若宮社なし。また白濱に市杵島社なし。いぶかし。古昔地名を誤るべきにあらず。姑く記して後人の是正を待つ。
    現況=泊の船着場前小高き境内(石段50段余)より見る鐘崎、湯川山の遠景は美しい。特に潮流の変化による波の色は絵の様である。小室形山の碁石の様な姿をバックの湯川山の山陰が一段と浮かび上げて、目下の波とのコントラストが美しかった。社殿は近年大修復が成され、拝殿床も張り変えてある。屋根木を始め彫刻に朱色が飾られ、氏子仲の崇敬がしのばれる手入が成されている。境内社も整理されているが、社号扁額が無い為伺う事が出来なかった。
    旧社格
    祭神 田心姫命・市杵島姫命・湍津姫命
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3