世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 國連明神(葛原神社)(くつらみょうじん)
    種別 神社
    所在地 福岡県宗像市鐘崎392
    概要 〔境内神社 三社〕
    ・天満神社(菅原神・奥津彦神・奥津姫神)由緒不詳
    字町荒神神祠外一社 永正十一年甲戌三月創立。字千代川荒神神祠外一社 天文三年甲午六月創立。以上四社当社へ合併。
    ・貴船神社(高龗神)由緒不詳 字一本松ヨリ移転。
    ・粟島神社(伊邪那美神)由緒不詳 字一本松ヨリ移転。
    〔宗像神社史〕國連明神(葛原神社)
    御縁起に百八社の一つとして「國連明神」と見え、正平年中行事に、七十五社の一つとして「金崎郷國連社」と、同神事の條に、「國連明神、正月二日神事、九月九日神事、同日佛事、十一月十五日粢神事」と見え、吉野期神事目録、正月十六日の條には、織幡宮の歩射に引きつづき、「國連明神奉射」と、九月十日の條には、織幡宮の御九日神事に引きつゞき、「國連社相撲、流鏑馬」とある。延宝末社帳には、「國連明神顯國玉命」とする。
    続風土記拾遺には鐘崎浦の葛原神社をもってこれに充て、宗像末社記に「國連社と有は是也。」としてゐる。明細帳に岬村大字鐘崎字一本松に葛原神社(無格社)がある。現今、祭神は武雄心命・影姫命。
    祭日は九月二十二日。社殿、本殿(神明造)。境内一六九坪余。氏子は三〇戸である。
    〔筑前続風土記拾遺〕葛原神社
    一本松にあり。宗像末社記に國連社とあるは是なりと云。七十五社の一なり。
    所祭は屋主忍男武雄心命、山下影姫なり。この神本編に所謂武内大臣の父母神也。宗像年中祭記に、正月二日、五月五日、九月九日の神事、十一月十五日の粢神事とあり。
    現況、現在の鐘崎駐在所前を急カーブで右折し少し登った処に「天満宮」の小さき鳥居がある。正面に「天満宮」左側に石祠あり木の鳥居が建っている。この社が「葛原社」である。地の人々も“天神さん”と呼ぶが、葛原の神社名は知らない。
    ゆわんや、國連なる字も、石碑も無い。本来葛原社が本宮で、境内社に葛原社があったのだが、時の流れと共に変って来たと思われる。境内清掃は地元の人々で守られていた。
    旧社格
    祭神 武雄心命・影姫命
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3