世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 許斐上七郎殿(六之神社境内七郎神社)
    種別 神社
    所在地 福岡県宗像市王丸636
    概要 [福岡県地理全誌]七郎神社
    許斐山ニアリ。在家ノ説ニ、天神第七代伊弉朋尊中央ニマシマス故ニ、高津七﨟権現ト奉称ト云ヘ共、詳ナラス。宗像末社記ニハ、許斐権現眷属小神上七郎殿一所、又祭祀記に上七郎殿、神事正月17日踏歌神事、5月5日、9月9日節供神事、一年中毎月朔幣望祭神事、24度、下津七郎殿神事正月17日踏歌神事、5月5日、節供神事、一年中毎月朔幣望祭神事24度ト見エ。
    [宗像神社史]許斐上七郎殿(六之神社境内七郎神社)
    正平年中行事、許斐権現の眷属小神のうちに、「上七郎殿一所」と、上七郎殿神事の條に、「正月17日踏歌神事、5月5日節供神事、9月9日節供神事、一年中毎月朔幣・望祭神事24度」と見え、吉野期神事目録には、許斐社の祭についで、正月17日・8月13日に「七郎殿」の祭礼のことを記し、応安神事次第の正月17日の許斐踏歌事の條には、「七郎殿、庭ニテワク。チハヤフル七郎殿ノユフタスキ、下句ハ同前」とある。続風土記拾遺の王丸村の六之御前社の條に、「上津七郎殿と云社、今はなし。」とある。明細帳によると、現在は宗像町王丸字許斐の「六之神社(無格社)」の境内として、七郎神社と称している。高津七﨟権現が当社であると伝へる。
    [宗像神社史]許斐下津七郎殿
    正平年中行事、許斐権現の眷属小神のうちに、「下津七郎殿一所」、同殿神事の條に「正月17日踏歌神事、5月5日節供神事、9月9日節供神事、一年中毎月朔幣・望祭神事24度」とあり、応安神事次第、正月17日の許斐踏歌事の條には、「次七郎殿、御前ニテワク。チハヤフル七郎殿ノユフタスキ、カケテノクチハタノシカリケリ」とある。明細帳によると、南郷村大字王丸字許斐の六之神社(無格社)境内社の七郎神社を高津七郎権現を祭るものとするが、けだし、これに下津七郎をも合せ祀ったのではないかと思はれる。
    現況=この2社ばかりは、祭神名も、社も定かではない。許斐登山口右側に鎮座される「六之宮」境内に5,6社の石祠がある。この内の1,2社と思われるが、資料も無い。神社史には祭祀行事だけの記録であり郡史、風土記等にも記録なくたゞ「福岡県地理全史」にのみ少し社家一説が記されているのみである。※六之神社境内神社「七郎神社」祭神伊弉諾命由緒高津七﨟権現ト称シ奉、宗像75社ノ一也。
    旧社格
    祭神 田心姫命・湍津姫命・市杵島姫命・彦火々出見尊・豊玉姫命・猿田彦命
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3