世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 波折社(依嶽神社境内社)(なみおりしゃ)
    種別 神社
    所在地 福岡県宗像市田野1872
    概要 社記二日ク、住吉ハ駆洲ト云フ所ニ鎮座アリシカ、何レノ時ニカ、今ノ小丘ニ移セリ。此地ハ江口浦ト津日浦トノアハヒヨリ東北ノ方、海潮サシ入テ、広キ江海ナリシカバ、洲口塞カント、此三社神ヲ鎮セシ故ニ、波折明神ト称スト云ヘリ。宗像75社ノ一ナリ。創立再建不詳。大正13年10月18日許可ヲ受ケ合祀ス。
    [筑前続風土記拾遺]浪折神社
    上の岳といふ所に在。向田野の産神也。所祭瀬織津姫命・志賀明神・住吉明神也。社記日、古へは此地江口浦と津日浦のあはひより、東北の方海潮さし入て、広き江海也しかは、洲口を塞とて、此三柱神を鎮め奉りて妨く。築留得たりし故に、此所に社を建て、浪折明神と稱し奉るといへり。宗像75社の1つ也。
    [宗像神社史上巻]波折社=鎌倉期年中下行事、5月5日の五月会及び8月15日放生会船御供の條に、「波折の御馬二膳」とあって両祭の神幸に、当社は伊摩社と並んで御馬を出し、これに供奉している。御縁起に百八神の1つとして、「浪折大明神」、同高宮下符社のうちに「浪折明神社」とある。
    現況=玄海町田野髙向の信号を垂見峠に向って進むと約200メール先に当社参道の標識がある。人家の下の小道を2、300メール入ると駐車場があり、その上に第一鳥居がある。依嶽神社の編額あり。本殿右側に三社の境内社があり、森俊社、須賀社、波折社の神額が上っている。さらに左側に、大歳社他三社の祠あり。境内は樹木深く背に孔大寺がせまり、左遠に垂峠と湯川山が望まれる。参道も古き頃の姿がしのばれる建造物多くあり、拝殿は昭和50年代に建替られた様である。県、国道から少し離れた処なので「鎮守の森」の姿をのこしている。(旧鎮座地の駆洲と云う地は、今ではわからない)
    旧社格
    祭神 瀨織津姫命・住吉神・志賀神
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3