世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 年毛神社(としもじんじゃ)
    種別 神社
    所在地 福岡県福津市勝浦943
    概要 古老伝ニ云フ、往昔息長足媛尊三韓ヨリ凱旋、当村ノ東岳ニ、登り坐テ、加津四維ト詔へり。因テ後〇其山ヲ名附テ加津羅岳〇云ヒ、里ヲ勝浦、島ヲ勝島、斥滷ノ所ヲ勝浦潟ト云トナム。此時ニ姐志賀住吉大神ヲコゝニ祭リ
    給へリト云。塩竈神ハ其後ニ併セ祭ル所ナリ。昔社炎上シ、神體モウセシカ、其年ノ12月晦ノ夜、産徒等ヤケシ跡ニ集ヒ、年籠リシテ居タリシニ、沖ヨリ大ナル火耒ル。近付見レハ、石ノ浪ニヨリ耒ルヲ取上、假殿ヲ造リ、安置神體トスト云。明治5年11月3日村社二ニ被定。例祭4月2日。9月29日。
    1、境内神社壹社(十三神)素盞鳴尊・沖津彦命・沖津媛命・保食神・須佐男命大歳神・賀槌命・塩土翁・表筒、中筒、底筒男神・水波能賣神。由緒=享保7年博多櫛田社より勧請。祭神沖津彦命・沖津姫命は字東の竈神社より、字本村中北神社より、保食神は、字本〇より、又、須佐男命、大歳神は字年毛須賀神社より、賀槌神は愛宕神社より、塩土翁は塩竈神社より合併す。明治43年9月16日許可受けて祭る。他の神殿も同44年5月10日合併許可、合霊せり。
    [筑前続風土記拾遺]年毛大神。
    西といふ人家の海辺松林の中に在。年毛松原といふ。村浦5ヶ所(喜多、東、西、松原口、勝浦浜)の産神也。底津少童命、中津少童命、〇津少童命なり。此社は宗像75社の一也。同未社記に年毛大明神、正月朔日神事、7月7日神事としるせり。今は4月2日9月29日に祭あり。当所に巫女2人有て奉祀す。
    [太宰管内志]年毛社=(應安祭祀次第記)に年毛大明神、正月朔日神事、3月3日節供神事。4月御祭禮神事、5月5日節供神事、7月7日節供神事、9月9日節供神事(應安8年祭祀次第記)に4月1日、一勝浦年毛社祭事、大神供3前、小神供36前、界物3前、御酒1瓶、御幣12、庁座事、上供6本、2本饗30前、御酒大瓶2、上魚蚫蛸、蒲重勝浦〇懇魚勝浦、今久家勝浦、(宗像末社記)に年毛神社なとあり。此社は今も勝浦村にありて、祭禮4月2日、9月晦日に行ふ事なり。(縁起)に小神62社とある内なり。
    現況=現在も勝浦の鎮座地で立派に永島官司に守られて、勝浦の産神として崇敬されている。本・拝殿を始めとする建造物の御修復もなされ、境内は美しい松林の中に整備されている。正面の参道に建つ第一鳥居は、勝浦の旧道(県道)にあり人家の影になって、ちょっと見えにくいが、〇に参拝道(自動車可)も作られている。拝殿左側にある、樹林トンネルの様は美しい小道をぬけると、勝浦浜の白砂と玄界灘の美しい海岸に出る。こゝが潔場(斎場)である。
    旧社格 村社
    祭神 底津綿津見神・中津綿津見神・上津綿津見神
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3