世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 王子神社(おうじじんじゃ)
    種別 神社
    所在地 福岡県宗像市王丸623許斐山頂
    概要 不詳。明治10年宗像神社摂社と定ラル。
    宗像神社史=本郡のほぼ中央に屹立する許斐山(標高271)の頂に鎮座せられる。明治5年無格社、同10年本社の境内摂社と定められた。その故は古来の宗像5社の1つなる許斐権現の奥宮たるによるものである。 (筑前続風土記拾遺)王丸村 王子宮本社の南山の山頂に在。石祠也。西に向へり。素戔嗚尊を祀る。宗像年中行事に年中24度の神事有よし見へたり。此王子社と本社との間に、数丈の大岩聳立り。此の岩上に人の見ざる小池有といひ伝ふれども、池といふべき◯の所にあらず。岩上に少凹なる処有て、水溜れるを云。
    現況=宗像市、福間町の境にある許斐山は、登山者に愛され、標高270メートルと、散歩登山として、老人、子供達に人気がある。小山であるが神郡宗像の中央に聳えるこの山頂からの展望は、すばらしい。
    中世戦国時代、許斐城のあった城山である。郡内はもちろん遠く玄界灘、周防灘まで望まれ南西には、豊前大友の出城として、名将立花道雪の居城であった立花山も見る事が出来る。この山頂に城を置き、宗像大宮司家と共に神郡を守った許斐一族の代神であった当社の境内許斐山には、現在数基のテレビ、デンワ等のアンテナが建ならび、目下の市、郡の変貌をながめている。許斐山登山口に社(遙拝所)があり、9合目あたりに、許斐権現社が在り、裏に巨岩が聳えあり、その横道を登ると山上に出る。この山頂に鎮座される石祠が王子神社である。現在、4月3日の例祭には、当宗像大社より幣白が捧げられ、祭典が斎行されている。市政が引かれ、日々変貌する中にあって現在も地元住民の厚い信仰に守られ、祭事が続けられている。
    旧社格
    祭神 大己貴命・素戔嗚命
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3