世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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沖ノ島の奉献品

  • 八稜鏡片/
名称 八稜鏡片
種類
遺構名 1号遺跡出土
指定区分 国宝
時代(実時代) 8~9世紀
法量 復元径約10.0cm
説明 中国唐代に製作された唐鏡を踏返して鋳造した唐式鏡の一種。青銅製の破片であるが、本来は径10cm前後の鏡であったと思われる。飛鳥~平安時代の祭祀遺跡に唐式鏡が少なからず奉献される。本品は岡山県大飛島祭祀遺跡出土の唐式鏡と類似しており、大飛島には奈良三彩小壺、皇朝銭といった沖ノ島祭祀と同様の品が奉献されていることから、沖ノ島祭祀と大飛島祭祀には、祭式などにおいて共通するものがあった可能性がある。