世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像地域の文化財

  • ゆったりと裾野を広げる湯川山。登山路は、承福寺からの野趣あふれるルートのほか、遊歩道と林道を登る岡垣町の成田山不動寺からのルート、見事なマテバシイ林が続く垂見峠からのルートの計3ルート。どのルートも表情豊かな湯川山の自然が満喫できます。/
  • 湯川山の周囲に広がる豊かな田園風景。/
  • 上八区からの登山口。承福寺のすぐ近くにあります。/
名称 湯川山
種別 自然〈島・海・山・川〉
所在地 宗像市池野地区〜岬地区
形態
調査年
保存状況
出土遺物
時期
説明 四塚連山の最北に位置する湯川山は、標高四百七十一m。裾野は広く、北は響灘、東は岡垣町、西は玄界灘とさつき松原に面しています。また、北西側の山裾はなだらかなカーブを描きながら鐘崎の佐屋形山へと続いており、その姿は美しくかつ雄大です。
 宗像市側からの登山路は、承福寺の側にある登山口から始まります。山麓から中腹にかけてはスギや林下のアオキが繁り、人の手が適度に入った里山の豊かな自然環境が形成され、標高が高くなるにつれ広葉樹も多く見られます。このルートはアップダウンがあり急峻な箇所も多いのですが、下界の音はほとんど聞こえずたいへん静かです。風の音や鳥の声、土の香りなど、自然を五感で感じることができます。また、山頂からの眺望も見事で、西側に大きく開けた視界には、眼下に鐘崎、その先に玄界灘に浮かぶ地島、さらには水平線に浮かぶ沖ノ島までが広がります。
法量・規模・面積
所蔵
参考文献 宗像市 2008『宗像遺産 自然遺産編』
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