世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像地域の文化財

  • 周囲9.3㎞、総面積1.7㎢の地島。島を縦断する遊歩道「つばきロード」の途中には展望台も設置されて、眼下に広がる玄界灘の絶景をゆっくりと楽しむことができます。また、釣り場としても人気が高く、週末には多くの釣り客が訪れます。/
  • 海上から見た地島全景。/
名称 地島
種別 自然〈島・海・山・川〉
所在地 宗像市地島(鐘崎漁港から2km)
形態
調査年
保存状況
出土遺物
時期
説明 地島は、『万葉集』に「金の岬」と歌われた鐘崎の佐屋形山北西海上、約二kmの海峡を隔てて浮かぶ人口約二百三十人の小さな島です。ウニやアワビなどの磯漁業や釣漁業が盛んで、特産のワカメは毎年皇室に献上されています。島の歴史も古く、玄界灘が大陸との交流ルートとなっていた時代から、波除けの避難港として重要な役割を果たしてきました。筑前國続風土記拾遺には、唐船の漂着や朝鮮聘礼使の寄港の記録が残されており、島民が外国船の人々を手厚くもてなしたという話も伝えられています。
 島の約九十%は山林で、島民の多くが漁業を営んでいることもあり、ほとんどの山が昔ながらの自然を保っています。島内には約六千本が群生するヤブツバキをはじめ、ハマオモト、ハマヒサカキ、イワタイゲキなど貴重な植物が分布。メジロやホトトギス、キジなど多くの野鳥も生息しています。
法量・規模・面積
所蔵
参考文献 宗像市 2008『宗像遺産 自然遺産編』
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