宗像地域の文化財
| 名称 |
翁面 |
| 種別 |
彫刻 |
| 所在地 |
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| 形態 |
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| 調査年 |
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| 保存状況 |
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| 出土遺物 |
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| 時期 |
室町時代 |
| 説明 |
木製で、柔らかい微笑みをたたえ、植毛の眉や髭は失われているものの、古い様式を留める逸品である。室町時代の宗像大宮司興氏のときに、鐘崎の海中から浮かび上がり、本殿に納めて御神宝としたという伝承がある。翁面は能面の一つで、「翁」や「式三番」でシテ(主人公)の翁が付けるものである。天正六年(1578)六月朔日に斎行された、現存する本殿の遷宮祭の記録に、御能 十番 翁 亀石大夫弥左衛門尉勤之 とあり、本作品はこの時に用いられたものと考えられる。江戸時代の延宝三年(1675)に亀石大夫の翁舞が復活、さらに大正十四年(1925)からは、十月一日から三日までの秋季大祭の中日に翁舞が奉納されて現在に至っている。 |
| 法量・規模・面積 |
長20.3 × 16.3cm |
| 所蔵 |
宗像大社所蔵 |
| 参考文献 |
宗像大社文化財管理局編2017『宗像大社神宝目録』P51 |
| 図録ページ |
51 |
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