世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 宗像大宮司氏貞書状写/
  • 宗像大宮司氏貞書状写/
文書群名 近藤清石写本宗像文書
文書番号 26
文書名 宗像大宮司氏貞書状写
和暦 (永禄十一年カ)十一月七日
西暦 1568年 11月 7日
本文 就高橋方被申儀、至彼表可有御越之由、以良喜如申入候、此度之儀、先々可有御待之由、雖申事候、為御届候間、被成御越、是非可被相済之由承候。於此上者、頻不及抑留候。御覚悟誠無比類、御頼敷候。一人添進之候。何辺御指南専要候。御調之趣何様可遂注進候。御吉事早々蒙仰、又可申入候。恐々謹言。
 十一月七日   氏貞〈押字〉
    山田民部丞殿〈御陣所〉
  「(墨引)」     宗像 
  山田民部丞殿〈御陣所〉 氏貞
読み下し 高橋(鑑種)方申さるる儀に就いて、彼の表に至り、御越しあるべきの由、(吉田)良喜を以つて申し入れ候如く、此の度の儀、先々御待あるべきの由、申す事候といえども、御届をなし候間、御越し成され、是非相済さるべきの由承り侯。此の上においては、頻に抑留に及ばず侯。御覚悟誠に比類なく、御頼敷候。一人添え進らせ候。何辺の御指南専要に候。御調えの趣何様注進を遂ぐべく候。御吉事早々仰せを蒙り、又申し入るべく候。恐々謹言。
 (永緑十一年カ)十一月七日   (宗像)氏貞〈押字〉
    山田民部丞(満重)殿〈御陣所〉
     「(墨引)」     宗像
     山田民部丞殿〈御陣所〉 氏貞
大意 宗像氏貞、山田満重の指南を仰ぐため書状を送る。
紙質
寸法(縦) cm
寸法(横) cm
備考 原文書は、山口県文書館所蔵山田文書。『萩藩閥閲録』巻31収録。『宗像市史』史料編第2巻577頁。 山田岩之助蔵(近藤清石写本宗像文書28号参照)。
出典 『宗像大社文書』第2巻